FinTourまとめ:極寒地でのカメラの取り扱いについて
オーロラ撮影準備(寒冷地での装備編)
今回オーロラ撮影に当たって、準備したもの
・カメラ:CANON 60D
・レンズ:SIGMA 12-24mm 4.5-5.6 DG HSM
・三脚
・レリーズ
・カメラ用防寒カバー
・使い捨てカイロ
・オイル式カイロ
・大き目の密封袋
カメラ:CANON 60D
私は一眼レフカメラですが、最近は普通のコンパクトデジカメでもシャッタースピードも露出も変えられるものが多くでているので、お手持ちのカメラでも大丈夫な場合もあるかとは思います^^
寒冷地ではカメラの充電池の持ちが悪くなります。
予備のバッテリーも準備しておくことをオススメします。
どれくらい持ちが悪くなるかというと、、
カメラを肩にさげて、昼間サーリセルカを1時間ほどうろうろしてたら、残量がほとんどなくなってましたw
撮った数って。。数枚?
昼間ということもあって、防寒対策もせず、無防備すぎたのかもしれませんが^^;
そんなわけで、バッテリーの持ちをよくするために、カメラ(バッテリー)を保温する必要があります。
予備のバッテリーは上着の内ポケットにいれて十分保温しておきましょう
カメラに入ってるバッテリーは、オーロラがでるまではカメラにいれずに予備バッテリーと一緒に内ポケットで十分に保温しておきましょう^^
持ってうろつく場合は、バックにいれておきましょう^^
レンズ:SIGMA 12-24mm 4.5-5.6 DG HSM
12-24mmというのが、焦点距離を示す数字で、数字が小さいほど広い範囲を写すことができます。
ここ最近デジカメで使うレンズとしての広角レンズで一般的なのは18mmくらいでしょうか?
三脚
オーロラ撮影には必須!!とあちこちのサイトで見かけておりましたが、実際手持ちで撮ってる方は結構いらっしゃったようです。
手持ちで大丈夫かどうかという点については、コメントしかねますが、シャッタースピードを遅くするとどうしてもテブレが発生しますし。
テブレ補正なんて機能は、ちょっと暗いかな?というくらいのときには威力を発揮しますが、夜の明かりのないところでの撮影にはほとんど役にたたないのではないかと思います。
そういう点で、やはり三脚は「あったほうがいいb」
持って行く場合、アルミなどの軽量三脚は2000円くらいでも売ってるので、安いもので十分かと思います。
ただ、高さはある程度確保のできるものがよいかと思います。
私のは最大伸ばして腰よりちょっと上くらいの高さかな?
地面にひざついてちょうどファインダをのぞけるくらい
あまり低いとファインダのぞくのがツラくなるので、やはりこれくらいの高さはあったほうがよぃかと^^
レリーズ
カメラのシャッターボタンのリモートボタンのようなものです。
これがあると、カメラ本体のシャッターをずっと押してなくてもよぃので、あると便利です^^
厳密にいうと、シャッターを押したときの振動がブレにつながるため、それを防止するための機材でもあります。
どちらにしても三脚を使わない場合は必要ありません^^
カメラ用防寒カバー
古着屋さんで200円で買った子供用のダウンジャケットを
母に頼んでリメイクしてもらったカメラ用防寒カバー
子供用のダウンジャケットの腕の部分を切り落として縫い合わせたもの
レンズの出ているところは首(えり)部分となってますb
前のあわせ部分から三脚も立てられます
われながら、かなりのアイデアグッズb
内側にカイロを入れるためのポケットもあります
使い捨てカイロ
貼るタイプと貼らないタイプと2種類用意
上記の防寒カバー内側にカイロを入れるポケットが作ってあるので、そこに仕込んでおく
但し、、使い捨てカイロは気温0度以下になると原料に「水」を使っているため
(使い捨てカイロの原理は鉄を水で錆びさせて、その錆びが発生するときの熱を利用する)
水は0度以下で凍りますから、氷点下での使用は。。かえって冷たくなる場合があります^^;
氷点下で使い捨てカイロを使う場合、内ポケットなど、体温の行き届く場所に入れておく
但し酸素がないような場所だと、発熱しませんので、密封袋などはNG
(同じ原理で防寒ブーツの中に仕込むと発熱しません)
酸素の循環と0度以上の気温が使い捨てカイロには必要です
撮影時には、私は二重手袋の手袋と手袋の間に仕込んで
カメラを手でしっかりと握って保温に努めました
iPhone操作もできる通電式の5本指手袋
(市販品1000円程度)の上に
母に頼んで編んでもらった長めのハンドウォーマ。。
今回の旅でのベストグッズb
この2枚の手袋の間(手のひら部分)に貼るタイプの使い捨てカイロを仕込んで
手の保温及び、カイロの保温、そしてカメラの保温と3役立派に果たしてくれましたb
オイル式カイロ
使い捨てではなく、ZIPPOライター用のオイルを入れて、保温するというエコなカイロですが、新品でないと航空機への持込がカイロ・オイル共、機内預け、手荷物共に不可でして。
新品のカイロを持って出発しましたが、サーリセルカのスーパーマーケットにはこのZIPPOライター用のオイルが売ってないという事態^^;;
結局使うこともなく、新品のまま日本に持ち帰ってきました。
新品でないとダメというのは、オイルを一度入れてしまうと「危険物」扱いとなるからです。
現地で使用した場合は、帰りの飛行機にも持ち込めないため、現地で破棄するという前提の元、持って行くことになります。
オーロラ撮影関連のサイトを見ると、使い捨てカイロは氷点下では役に立たないので
オイル式のカイロは必需品と書いてあるのを、何度か見て買ったわけですが。。
オイルを自分で持っていけないし、現地で売ってないというのでは。。
ザンネンながら、サーリセルカでは全く無用の長物となってしまぃました。
まぁそのおかげで新品のまま日本に持ち帰ることができ、寒いときにはポケットに忍ばせて使っております^^b
大きめの密封袋
寒いところから暖かい部屋へ入るとめがねが曇ったりしますが、それと同じで、寒い場所でカメラを使って、冷えたカメラを持って、そのまま暖かい建物に入ると、カメラに露がついてしまぃます。
カメラに水分は大敵><b
それを防ぐためには暖かい場所に行くときに外気に触れさせないようにすることが必要です。
寒い場所にいる間に密封袋にカメラを入れて、バックの中に入れて、それから建物の中に入る。
でないと、、カメラが汗かきますw
ご一緒させていただいた方も「あれ?カメラが汗かいてるw」と言ってた方もいらっしゃぃました。
そう、そんなに特別なことじゃなぃんですw
フツーにカメラを外から建物の中に入るだけで、汗かいてしまぃますw
私のカメラは一眼レフで、しかもレンズがかなりでかぃヤツなので、市販のジップロックでは一番大きいものでも入りませんでした。。
100均のお店でトラベルグッズコーナに売ってた中くらいの大きさの密封袋を使用
カメラ装備関連はこんなところでしょうか
ポイントは
カメラ(バッテリー)の保温と結露防止ですかねw